武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
メルマガは2週間に1回程度配信されます。
逃さずに読みたい! という方は、ぜひメールマガジンの登録をよろしくお願いいたします。
困ってるんだけど、誰にも聞けない・・・。
どうしたら良いかを相談したい・・・。
皆さんのそんなお悩みに、和光塾 塾長 加藤克己が時に熱く、時に笑いを交えて回答していきます。
ぜひ、お楽しみに。
──────────────────────────
【質問】
会社経営をしていますが、なかなかいい人材に恵まれません。
どうしたら良いでしょうか?
【塾長の答え】
この質問を下さった方が、大企業や超有名な企業の社長や経営者ではなく、私と同じ中小企業の経営者だと仮定すると・・・。
ハッキリ言って、優秀な人材がそんなにホイホイと自社にやってくる、と思わないことが最初に必要なことだと思います。
これだけ日本中で「人材難」とか「人手不足」だと言っているということは、どこからどう見ても優秀で、立派な人材が中小企業の募集に応募してくる確率は極めて低い、と考えるべきです。

でも、ここからが本当に重要なので、ぜひ耳の穴をかっぽじって聞いて下さい。
学生時代、あるいは入社時にはおよそ「優秀」とは言えなかった人も会社で仕事をし、育てていくうちに見違えるように優秀になる、ということは本当に「よくあること」です。
人間は、その気になれば必ず進化・成長する生命体です。
ポイントは、その進化・成長への後押しを、どれだけできるかです。
例えば、私の場合はある程度仕事を覚えた社員には、仕事を「任せる」ようにしています。
相手のやろうとしていることや戦略・戦術を聞いて、会社によほどのマイナスがない限りは、やらせてみる。
仕事を任せる際のポイントは「自分が決めて取り組んでいる」と相手に感じさせることです。
中小・零細企業だと特に経営者やトップの意見が強くなりがちですし、「オレの言う通りにやれ」と言いたくなることもあると思います。
私も実際、部下の仕事を見ていて「こうした方が良いのにな」と思うことは、しょっちゅうありますよ(笑)。
でも、ここで私が「こうしたら?」と口を挟んでしまうと、それは社員からすると「トップダウン」になってしまう。
そうすると、部下は育ちませんよ。
現在、私の会社では「ホンキーモンキーズ」という次世代経営幹部の会を作って、前提共有や勉強会を定期的に行っています。
この「ホンモン」ができる前は本当の意味で、部下に仕事を任せることはできていなかった、と思いますね。
だって、自分が考えた通りさせればほぼ100%良い結果を出すことができるし、逆に部下に任せていると余計な仕事が増えることすらある。
それでも、ですよ。
それでも、社員に仕事を任せて成長するのを待つ。
それが中小・零細企業が生き残っていくための「最善の道」だと私は確信しています。
目の前の人を育てて、戦力にして一丸となって戦っていく。
そのためには、入社する際に社員と前提共有をしておくことが絶対に必要だと思います。
自分が成長して、会社の業績が上がれば結果として自分も豊かになる。
さらには自分の長所を最大限に活かして、短所は仲間に補ってもらうことで「チーム」として成果を出すことこそがこの会社で求められていること、という前提をきっちりと伝え、納得してもらうこと。

そうすることで、社員が「言われたことさえやれば良い」とか「給料以上の仕事はしない」といった悪い意味での「雇われ人精神」を捨てて仲間のために自分の潜在能力を発揮する、という意識を持つようになる。
そんな組織を作ることができたら・・・優秀な人材を集めてくるよりも、ずっと良いチームになっているはずです。
それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。