武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
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中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己が脳出血で倒れたのは、48才の時。
克己は、このことに関して「私は運が良いんですよ」と話します。
病に倒れたことは決して「良いこと」ではないかもしれませんが、克己は「病気になったからこそ、気付いたこともある」と言います。
もしこれが28才の時に倒れていたら・・・? 人生に絶望して、病院のベッドに横たわって天井を見ながら落ち込んでいたかもしれない。
もし、68才の時に倒れたのだとしたら・・・? 「もういいか」と諦めていたかもしれない。
克己は、そう話すのです。
克己が病に倒れたのは、48才の時。それまでに様々なことを学び、たくさんの経験を積んでいた。人と出会い、師匠と呼べる人から得られたものも多くあった。
だからこそ、病に倒れた後「自分が目指す姿」を描くことができたと言います。
「そういう意味では、48才で倒れたのはベストだったんです」。
それまでの経験や学びがあったからこそ「このまま病院で寝たままでいたら、立ち直れなくなるかもしれない」と気付けた。「どうしたら面白がれるか?」と発想を変えて取り組むことができた。
一番しんどい時に、溢れてくる「感謝」を感じることができた。
現在の克己を形作っている「面白がり体質」や物事の捉え方は、決して、一朝一夕に出来上がったものではなく、それまでの経験に裏打ちされているもの。
それ故に、克己は48才で倒れたことを「運が良い」と言えるのでしょう。
「病気になったから、運が悪い」、「左半身が動かなくなったから、運が悪い」
克己は、こういったことを一切口にしません。
むしろ、先ほどから述べている通り「48才で倒れたのは「運が良かった』」とすら話しているのです。
物事は何事も「どこから見るか」「どう見るのか」「何を見るのか」によって見え方、捉え方が大きく変わります。
ある側面から見れば「良くない」と思えることでも、別の側面から見れば、「悪くない」「むしろ良い」とすら思えることもあるかもしれない。
あなたは、物事の見方をどのくらい切り換えられているでしょうか。
今回は、ここまで。
次回、またお会いしましょう。