【塾長に聞け!】Vol.3「上司との相性が悪く、仕事が苦痛です」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

メルマガは2週間に1回程度配信されます。
逃さずに読みたい! という方は、ぜひメールマガジンの登録をよろしくお願いいたします。

困ってるんだけど、誰にも聞けない・・・。
どうしたら良いかを相談したい・・・。

皆さんのそんなお悩みに、和光塾 塾長 加藤克己が時に熱く、時に笑いを交えて回答していきます。

ぜひ、お楽しみに。

──────────────────────────

【質問】
上司との相性が悪く、仕事が苦痛です。どう乗り切ったら良いでしょうか?

【塾長の答え】
一言で答えるとするなら「前向きにあきらめる」ことですね。

とはいえ、これでは答えにならないので(笑)、もう少し詳しくお話しましょう。

「上司と相性が悪い」ということは、サラリーマンである以上、起こり得る状況です。

私が23歳で今の会社に入社した時も、そりゃ、ムカつくこともありましたよ(笑)。

特に家族や身内が上司・部下の場合は「どうしてわからない?」とか「なんで伝わらない?」とお互いに感情的になりやすいんですよね。

私の場合、父が社長で上司でしたから、父に対して腹が立ったり、納得いかないことが当時は色々とあったわけです。

そこで、私は父をよく知る人たちに、とにかく話を聞くことにしました。

まずは母親。そして、長く勤めている幹部社員から、父の話を聞いたのです。

そうすると、私が知らない世界というか見えていなかった父の側面について聞かされる機会がたくさんあったのです。

私にとって加藤健一は「父親」ですが、幹部社員にとっては「創業者」であり「経営者」であるわけです。

創業者・経営者としての姿勢を第三者から聞くことで、素直に「スゴイ!」と思えたんですよね。

会社を立ち上げた際の苦労話や、事業を軌道に乗せるためにどれだけのことにチャレンジし、尽力してきたか。

プレッシャーやストレスを感じながらも家族や社員のためにやり続けてきた話を聞くと、父に対する不満は「尊敬」に変わっていました。

私たち人間には、脳の自動錯覚機能があります。

自分の感情や思い込み、過去からの情報で勝手な「ホログラム」を創り出し、その情報に基づいて周りを見てしまう。そういう生き物です。

あなたが「相性が悪い」と感じている上司も、ひょっとしたら、あなたが見えていない部分で努力をし、仕事に取り組んでいるかもしれない。

その人のことを本当に理解するには「第三者」から話を聞いてみること。

しかも、上司のことを良く知る人から聞くことをオススメします。

あなたと同じレベルの人から聞くと、あなたと一緒になって、その上司の愚痴や不平不満を言うだけの可能性が高いです。それでは、意味がないでしょう。

上司という役職にいる、ということは、その会社でそれなりの実績を上げたり、何らかの功績があるということ。

今の姿や、自分からの目線だけでその人を判断したり、評価することはフェアでもないし、正しいとも言えない。

その人の「本当のスゴさ」を知ったら見方がきっと変わると思いますよ。

上司のことを、どれだけ知るか。上司と、どれだけ深く繋がれるか。

相手のことを知った量や深さに応じて、相手に対する自分の印象や見方、態度が変わる。

それによって、相手が自分に掛ける言葉や対応も、変化することも起こるでしょう。

これは、ありとあらゆる人間関係にも当てはまる話かもしれません。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

和光塾ブログTOPへ

PAGE TOP