和光塾ブログ vol.71 「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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こんにちは。中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

唐突ですが「決める」ことって人生を大きく変えるんですけど、この話、興味あります?

まあ、あなたが仮に「興味ない」って思ったとしても、絶対に読んでおいた方が良いから勝手に続けるんですけど(笑)。

例えば、自分がどう生きるのか。あるいは、どう生命を使うのか。

「どうしたら良いんだろう?」と悩み、迷っている状態でいる限り、その状態がずっと続いていきます。

逆に「世の中の役に立つ!」とか「常に全力投球で生きる!」と決めたら、自ずとそうなっていきます。

「どうしたらそうなるか?」とか「何をしたら、役に立つだろう」と考えることも大切ですが、それよりもまず「そうなる!」と決める方が超重要です。

プロセスはわからなかったとしても、とにかく「ゴール」や「ビジョン」を先に設定してしまうのです。

そうすると「ご縁」が生まれます。

自分が「こう生きる」「こうする」と決めると、それに合わせた縁に恵まれる。

それは人とのご縁かもしれないし、仕事のチャンスかもしれないし、あるいは何かのヒントかもしれません。

自分がどう生きるか?を決めた人は、そのビジョンに向かって「今できること」を探して、実行します。だから、自ずと決めたビジョンに近づく「ご縁」に恵まれるわけですよ。

これは、師匠を決める時も同じ。損得勘定や合理的判断で師匠を選ぶ・・・というよりも「この人!」と決める。

それはもう、直感や感覚でしかない。

私も8人の師匠と出会ってきましたが、「この人といたらイイコトありそう」と思って選んだことは一度もありません。

「この人がオレの師匠だ」「この人に一生付いていこう!」と決める。

実は、それだけでもう成長するんです。

師匠が何を教えるか、教えないかは大した問題ではありません。

自分が師匠と決めた人の姿を見て「こうするのか!」とか「そういうことか!」とこちらが学ぶ。

ある種「勝手に学び取る」のです。

その人に師事することで自分が成長するかどうかは、究極を言えば自分次第。

これも「この人から学ぶ」と決めているから、自ずとそうなる。

万が一、成長できなかったとしたら…それは師匠ではなく、自分の問題だと私は思っているんですよね。なぜなら、人生をどう生きるかは本来、自分で決めるしかないんです。

自分が「こうする」と決めるからこそ、自分の人生がそのように動いていく。

もちろん、若いうちに誰かに会って影響を受ける・・・ということも多々あるでしょう。

でも、影響を受けて「じゃあ、どうする?」と考えるのは?「こうしていくぞ」と決めるのは?

自分の人生なのに「どうしたら良いでしょう?」って誰かに聞いて、その通りにしますか?

このあたりは、本当に「理屈」や「ロジック」じゃないんですよね。

自分の内側にある「情熱」や「直感」で「こうするんだ!」と決めるしかない。

決めたら、後はそれに向かって淡々と歩み続けていくしかない。

そうすると、どんどん人生ってシンプルで、迷わなくなるし、しかも、楽しくなっていくんですよね。

『鬼滅の刃』で、水柱・冨岡義勇が主人公である竈門炭治郎に放った有名な一言、あるじゃないですか。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」

義勇は炭治郎に対して、自分自身、そして妹の生命や運命を人の手に任せるな、と説くのです。

このシーンから、炭治郎は鬼になった妹を救い、さらには多くの人を鬼の脅威から守ることを決め、
鬼殺隊へ入隊し、どんどん成長していくのです。

自分自身の運命や生き方を
人の手に委ねてはいけない。

義勇さんも私も、伝えたいメッセージは一緒ですよ。

自分の人生をどう生きるか、自分の生命をどう使うかは、自分自身で決めるしかない。

決めれば道が拓け、そして必要なご縁が運ばれる。

ほら。どうですか。

最初に言った通り、この話って「人生を大きく変える話」でしょう?

この話を読んで、まずやるべきことは「自分はどう生きるか」を決めること、ですよ。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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