和光塾ブログ vol.65 「全ての答えは己の肚にある」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

メルマガは2週間に1回程度配信されます。
逃さずに読みたい! という方は、ぜひメールマガジンの登録をよろしくお願いいたします。

こんにちは。

中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

唐突ですが、あなたは「相談」において、最も重要なことは何だと思いますか?

私が思うには「時期」です。

「相談する時期」が最も重要なのです。

何も決まっていないのに「どうしましょうか?」と言われても「知らんがな」としか答えられない。

逆に、新しいことを始めてしまって、にっちもさっちもいかない状態で「どうしましょう」と相談されても、こちらも「困ったねー」としか言えない。

まあ、基本的に私は相談を受けても「ああしろ、こうしろ」とは言わないんですけどね、基本的に。

あ、仕事上の相談は別ですよ。

仕事においては、場合によっては「オレの言う通りに動け!」と言うケースも、もちろんあります。

ここで話しているのは「人生」に関する相談のことです。

基本的には、自分の人生は自分で決めて、選択するしかないと私は思っているんです。

だって、人から言われたことをその通りにやり続けていたら・・・たぶん後悔しますよ、死ぬ時に。

私は基本的に人に相談しないし、人の言う通りにすることがないので(笑)、人の言うがままに生きた人生がどうなるかは正直わかりませんけど。

でも、自分でもどうしたら良いかわからない・・・ということはあります。

そういう時にこそ必要なのが「内観」であり「自己分析」なんです。

自分がどういう人間なのか。何が好きで、何が嫌いで、どんな時に喜びを感じるのか。

これはある程度の時間をかけて、経験値を積まないとわからないでしょう。

私の感覚でいうと・・・だいたい35歳くらいには、自分自身の「本分」「使命」あるいは「中心の道」が見えてくるはず。

でも、35歳近くても、あるいは過ぎても自分の本分や使命がわからない・・・という人もいるでしょう。

そういう人にオススメしたいのは「恩師」に会いにいくことです。

「恩師」とは言いましたが、親や親戚、かわいがってくれる先輩など自分のことを知ってくれている人に会いに行って、聞いてみるんです。

「私ってどんな人間だと思いますか?」と。

中心道「人間塾」では新潟支部で受講できる「基礎編」を終えた後、総本山での「実践編」「完結編」に進みます。

「実践編」「完結編」では自らの半生を振り返り、どういう人生を歩んだか、どんなパターンを繰り返してきたかといった発表をしていただきます。

私も、「実践編」「完結編」で自分の半生を発表する際、たくさんの恩師に会いに行きました。

そして、たくさんの言葉やフィードバックをいただくことができました。

そして、意識すべきは恩師たちが「答え」をくれるわけではない、ということ。

ひょっとしたら、人によって真逆とも思えることを言うかもしれない。

でも、それは当然なんですよ。

ある人から見ると、あなたは「マジメ」でも
ある人から見ると、あなたは「ふざけてる」。

でもね、これは見方や言葉の表現が違うだけで実は同じことを指している・・・ことがほとんど。

その「深い部分」に気づくためには・・・自分で自分をしっかりと見るしかないんです。

恩師に会って話を聞くのは、その「材料」を集めるためのこと。

「全ての答えは己の肚にある」。中心道では、常にそう言われ続けます。

でも、ホントにそうなんですよ。だから、自分で自分の中を深く探るしかない。

そして、自分の「中心の道」を見つけるしかない。そのお手伝いをするのが「中心道」なんです。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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