和光塾ブログ vol.63 「知るとは、体得して初めて知ったことになる」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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こんにちは。

中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

人と話をしていると、たまに「ああ、知ってます知ってます」という人、いますよね。

それはそれで別に構わないのですが、時々、ブラック克己はこう思ってしまいます。

「知ってるんなら、やれよ」

例えば、中心道『人間塾』では「空の法則」という、人間を取り巻く絶対普遍の原理・原則をお伝えしています。

これを知って、使いこなしていれば、仕事でも人間関係でも経済でも、何でも自由自在になるはず、なのです。

だって、原理・原則ということは、誰にでも同じように働くはずですからね。

ところが、現実はそうではない。

「知っている」のと「やっている」のは全然違うし「できている」のも違う。

自分が知識として得たことをどれだけ意識して使えるか、ってものすごく重要だと思うんですよ。

例えば、私の大好きな『SLAM DUNK』。桜木花道の有名なセリフがありますね。

「左手は添えるだけ」

これを「知ってる」だけじゃ意味がない。

練習で繰り返し繰り返し取り組んだから「できる」ようになったわけですよね。

あるいは、未来を描いて、そこに向けてどう意識を向けて、行動を起こしていくか。

これは中心道『人間塾』でお伝えしている「意識マネジメント」の手法ですが、これもどれだけ意識して使えているか、によって人生が大きく変わるわけです。

見ていると、やはり経営者やリーダーのポジションに居る人は多かれ少なかれ、こういう知識を持ってきちんと使いこなせていますね。

まずは「知る」ことから始める。

次に「意識する」ことと「実践する」ことを積み重ねる。

そうすると「できる」ようになっていきます。

かく言う私も「未来をどうしていくか?」というビジョンを、毎年書き直しています。

そこを意識すれば、未来が変わることを知っているからですよね。

徹底的に未来を描いて、意識するから日々の出来事ややるべきことに追われて右往左往しにくくなるんですよ。

「しなくなる」とは言いませんが(笑)。

未来を「決めている」からそうなる方向に進んでいけるのです。

「こうなればいいな」
「実現したらうれしいな」

このレベルでは、実現しません。

そして、多くの人がこういったことをちゃーんと「知っている」んです。

それなのに、ほとんどの人が「決める」ことをできていない。

ゼロではないんでしょうけど「100%決まってます!」というレベルで決めることができていないように感じます。

どうすれば、自分の未来を「決める」ことができるかって?

それは人それぞれあるでしょうが、一つ言えるとするならば・・・。

自分が「決めた未来」にどれだけ自分自身が価値を感じ「実現しなければ死ねない!」くらい
思えているかどうか、じゃないですかね。

松下電工(現:パナソニック)を創業した「経営の神さま」松下幸之助さんは、こんな言葉を残したそうです。

「知るとは単に知識によって理解するのではなく、体得して初めて知ったことになる」

出発地点はもちろん「知識を得る」ことです。

でも「知っている」状態で満足してしまえば、そこから物事が動くことはありません。

実際に自分が行動し、挑戦し、時には失敗もしながら体得すること。

言い換えれば、実践を通じてその知識を自分のものにしていくこと。

中心道での学びも、まさにこれと同じです。

自分の未来や将来を見据えて必要な知識を学び、実践を通じて体得する。

このプロセスを学べることが、中心道で得られる大きなものだと思うんですよね。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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