和光塾ブログ vol.61 「気付いた人がリーダー」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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「リーダー」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか。

「みんなを引っ張っていく」とか
「熱血で情に厚い」とか
「ピンチの時に助けてくれる」とか。

ですよね。

『SLAM DUNK』ならゴリだし
『ONE PIECE』ならルフィでしょう。

マンガではないですが、野球で言えば星野仙一みたいな人をイメージする方も多いと思います。

まあ、星野仙一が出てくるあたりで、年齢がバレますけども(笑)。

そういうリーダーをイメージして「自分はリーダーにはなれない」とか「引っ張れないからリーダー向きじゃない」と思っている方も多いように感じます。

でも、これが実は「落とし穴」なんです。

「リーダー」がみんなを引っ張らないとダメなんて、誰も言ってないんですよ。ホントは。

自分が「どんなリーダー像を目指すか」は、人それぞれに違っていいんです。

その代わり、自分としっかり向き合って、自分の強いところ、弱いところを知って自分なりのリーダーになっていくこと。

みんなを引っ張るリーダーでもいいし
黙って背中を見せるリーダーでもいい。

「強さ」ではなく「優しさ」を持ってメンバーを包み込むリーダーだっていい。

自分のことをよく知って、自分がどんなリーダーになれるか、どうしたらみんなに貢献できるかを考えることの方が大切なんですよ。

「自分を知る」ためには「人と関わること」が必要不可欠です。

私は20代の頃、とにかく「スゴい人」に会うことをしていました。

経営者の会に出かけていって、創業者や素晴らしい経営者と会って、よく、こう言ってましたよ。

「遊びに行って良いですか?」って。

20代のうちは、先輩の経営者たちに「遊びに行って良いですか?」と言ってもかわいがってもらえましたからね。

そこでいろいろな人と話をして「ココがスゴイ」と感化されたり、自分にはこういう考えはないな」と思ったり、「そういう発想をするのか!」と刺激を受ける。

「自分を知る」ためには多くの人、特に自分が「スゴイ」と思う人と会うのが一番の近道だと、私は思います。

たくさんの「スゴイ人」と会ううちに「この人からもっと学びたい」とか「この人とは一緒にいた方がいい気がする」という、カンのようなものが働きます。

そこから、その人とさらに深い繋がりができ、より自分自身がわかっていくわけです。

私の場合「王道」は苦手なんですよ。だから、ある意味「王道」のリーダーではない。

だから、あえて普段は「軽そうな」「楽しい」雰囲気を醸し出しているんです。

髪の毛も金髪にしてるしね(笑)。

でも、これこそが私自身が「自分を知る」ことを通じて導き出した、私なりのリーダーシップなんです。

「誰かを引っ張る」というよりも「楽しそうだからついて行きたい!」と思ってもらえるようなリーダー像です。

私の師匠であるタヤマ学校の校長・田山敏雄は「気付いた人がリーダー」と言っていました。

これは「自分がやらなきゃ!と気付いた人がリーダーになる、という意味ももちろんあります。

それに加えて「自分がどんなリーダーになるのか」に気付いた人がリーダーになっていく。そういう意味も込められているのだと思うんですよ。

「気付いた人がリーダー」ですから、誰でもリーダーになれるし、なるべきなんです。

自分なりのリーダーシップを発揮することで、それにあったチームメンバーが集まってくる。

あなたが自分なりのリーダーシップを発揮することで、新たなムーブメントが絶対に起こるはずなのです」

皆さんにも、皆さんなりのリーダーシップが絶対にあるはずです。

あなたは、どんなリーダーになりますか?

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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