武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
メルマガは2週間に1回程度配信されます。
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こんにちは。
中心道 新潟支部 和光塾塾長の加藤克己です。
和光塾では「中心道 武術」を塾生の皆さんにお伝えしているので、年に二回「昇級審査会」を開催します。
「帯が上がる」とは、どういうことか。
中心道 武術はコミュニケーション武道ですから「ケンカが強くなった」とか「必殺技が出せる」といったことは評価の対象外です。
万が一「かめはめ波」が打てるようになったらいろいろと考えますけどね(笑)
もちろん、身体の使い方や稽古時の動き方も重要です。ですが、中心道では「それだけ」だと物足りない。
中心道は帯を上げることで社会的にも、人間的にも成長していくことが目的です。自分の帯・立場を考慮して「こういう状況ではこう動くべき」「この場面ではこれを伝えた方がいい」と、役割に応じた言動ができる。
これが中心道における「昇級」の意味であり、目的です。
そのためには、常に常にどういう自分でいるかを考え、目の前にいる人の役にどう立つか?を意識しておく必要があります。
時には、明るく楽しく「軽さ」を表現することも大切。
ですが時には、緊張感や厳しさを見せることが必要なこともある。
その使い分け、言い換えれば「モードチェンジ」ができると自然と帯は上がっていきます。
でもね・・・。そのためには自分自身を磨くことが大切。
いくら素晴らしいことを言っても普段の人間性が伴っていないと説得力がありません。
自分の人間性、あるいは「あり方」を振り返って自問自答を繰り返して成長していく。もちろん、周りからの指摘やフィードバックも素直に受け入れて自分の血肉としていく。
そのレベルが上がった時、帯の色が変わっていくのです。
塾生たちを見ていると、帯が上がると責任感や自覚が増していくんですよね。「帯に恥じない言動をしよう」と自然とピリッとするというかね。
武道に興味があるわけでもなく、責任ある立場でもない人も中心道を学ぶことで自覚が生まれ、どんどん成長していく。その姿を見られるのは本当に嬉しいことですよね。
「かめはめ波」も「元気玉」も打てなくて構わないですから(笑)。
中心道 和光塾は「自分で自分を知るための方法」と「人からの言葉を聞く機会」の両方を得ることができる塾です。そして、昇級審査会はある意味で自分の成長レベルを測る絶好の機会とも言えます。
上の帯に上がれた人はその自覚を持って話し、行動する。上がれなかった人は、その理由を自分の中で深掘りし、場合によっては人に聞いてみる。
そんなことを繰り返しながら塾生全員、あるいは塾長である私も含め、成長する場として機能しているのです。
だからこそ、和光塾の塾生たちは常に社会的にも人間的にも成長し、家庭や職場、あるいは社会において大きな影響力を発揮しているのだと思います。
それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。