和光塾ブログ vol.33 支配なんかしねェよ。 この海で一番自由な奴が海賊王だ!!! 

こんにちは。中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

「明日死ぬとしたら、何をしますか?」
「好きなマンガのキャラクターは?」

皆さんは、どう答えるでしょう。いろんな答えがあり得ますよね。

明日死ぬとしたら・・・の問いに対しては「初恋の人に会いに行く!」という人もいれば、「敢えていつも通り過ごす」という人もいるかもしれません。

「銀座の高級クラブでシャンパンをバンバン開ける!!」なんて人がいてもいいでしょう(笑)

好きなマンガのキャラクターも十人十色、色々あるはずです。

私の場合は・・・『北斗の拳』の雲のジュウザ、あるいは『SLAM DUNK』の仙道・・・。

他にもたくさんいるんですけどね。

「いや、そんなことよりこの質問が何だって言うんだ」と思ってる人もいるでしょうね(笑)。実はこれ、和光ベンディングの入社試験で応募者に聞いたことがある質問の一部です。

入社試験でこんな質問されたら皆さん、どう答えますか? 和光ベンディングでは、入社試験でこんな質問がバンバン出てきます。

私はこれを「ちょっと気の利いた質問」と呼んでいます。

あ、もちろん普通の質問もしますよ。ご安心ください。

では、そういう変化球の質問で応募者の何を見ているのか。

それはズバリ「人間性」です。

そもそも、入社試験においてその人の能力やスキルに、あんまり興味がないんですよ。

うちの会社がやってる自販機のオペレーション事業は経験者採用がほぼありません。応募者は、中途採用でもほぼ全員が未経験者。だから、スキルよりもむしろその人の「素」を知りたいんです。

だって、うちの会社は歳男が年始に白褌いっちょで一年の抱負を叫ぶのが当たり前の会社ですよ。

和光塾道場開きでの一コマ

人間性が合わないと、どうやったって長く続かないですよ。だから、『社員』の採用というよりは『仲間』を集めてる感覚ですよ。

言っていることがまるで『ONE PIECE』の主人公、ルフィみたいですよね。

これが本心なんです。

楽しく、チームで仕事をする。厳しいけれど、楽しい環境を創る。

「スキル」や「生産性」も大切。でもそれ以上に「人柄」を重視する。

「個」ではなく「和」の力を活かす。それが、私の理想とするチーム。

だからこそ、「人間性」重視なんです。

とはいえ、刀を三本振り回すヤツに来られても、うちの会社ではちょっと困りますけど。

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「支配なんかしねェよ。
この海で一番自由な奴が海賊王だ!!! 」
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克己が理想とするチーム像は、一人の絶対的エースの力で勝つのではなく、全員が力を出し合い、総合力で勝つ姿。これは、どちらが良い・悪いで語られる話ではありません。

「生産性や効率だけで言えば、能力の高い選抜メンバーを集めた方が絶対に良いと思いますよ」と克己自身も言います。

でも、それは克己の好みではない、ということなのです。

『ONE PIECE』の主人公、ルフィは、こんなことを言います。

「支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!! 」

克己はもちろん海賊王ではありません(笑)。ですが、メンバー一人ひとりが個性を発揮し、チームで高い目標を達成する。「支配」ではなく、個性を活かす。これが克己の理想とするチーム像です。

麦わらの一味のように、強みを活かし、足りない部分を補い合って大きな目標を達成していく。これこそが克己の目指す理想の組織なのです。

そこには「支配」もなければ「成果主義」もありません。

もちろん、会社である以上上司から部下への指示や伝達はありますが、その大前提には「仲間」という意識がある。だからこそ、スキルや能力以上に「人間性」「合うか、合わないか」を大切にしているのです。

採用する側とされる側の相性が合っている場合、お互いに働きやすくなり、価値観の共有もしやすくなります。そして、職場に対する愛着が生まれ、「この会社のために頑張ろう」という気持ちが芽生えてくるでしょう。

それによって、メンバー一人ひとりが自分の力を発揮しやすい「場」を提供することになります。

結果、離職率が下がり、社員の幸福度も上がる・・・ということにつながっていく。

克己はそんな職場づくりを目指しているのです。

あなたにとって、理想の組織はどんな形でしょうか?

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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