和光塾ブログ vol.30 【自分の限界】を自分で決めない

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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子どもの頃、憧れた「ヒーロー」はいますか?

この問いに、あなたはどう答えますか。

恐らく、ほとんどの方は、何かに、誰かに憧れた経験があるはずです。

野球選手かもしれませんし、マンガの主人公かもしれません。映画のスターかもしれないし、ひょっとしたら、両親かもしれない。

和光塾 塾長の加藤克己も、もちろん子どもの頃からマンガやアニメの主人公に憧れて育ちました。

克己が普通の人と少し違うのは、「それが今でも続いている」こと。

克己の自宅には『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』などのフィギュアが所狭しと並べられています。

リビングには女性の背丈くらいはあろうかというガンダムの模型も。これは、家を建てる時にわざわざ専用のショーケースを作ったと言います。

これをニヤニヤしながら眺めるのが、克己の日課。それくらい、未だに「憧れ」続けているのです。

「いつの間にか、大人になって『分けちゃう』んですよね」

克己は、こう分析します。

「昔はみんな、『この人みたいになりたい!』という憧れがあったはず。なのに、いつの間にかあきらめる。『現実』を見ちゃう。

それだけならまだしも、子どもたちにまで自分が信じる『現実』を見せようとする。

やめてくれよ、って真剣に思います。

子どもたちは無限の可能性を秘めてるんですから」

妥協しないこと。

自分の限界を自分で決めないこと。

克己は、大人たちにもそのことを伝えたい、と言います。

「私の場合、『スラムダンク』の仙道が大好きで、憧れなんです。いわゆる『天才』ですよね。

なれるか、なれないかで言えば、たぶんなれそうもない(笑)。

でも、近付こうとし続けることは、何歳になってもできるじゃないですか」

できたか、できなかったか。勝ったか、負けたか、ではなく。

自分が憧れた対象や、目指した道が、自分の才能に合っているかどうかは、やってみないとわからない。

それでも、憧れを目指して、必死にしがみつき、やり抜くこと。

その結果、自分がすべきこと、自分の真の才能が見えてくる。

簡単にあきらめ、妥協するのではなく、とにかくやってみること。

それこそが、克己が子どもたちはもちろん、大人たちへ伝えたいメッセージなのです。

身体を使って法則を身につける「中心道 武術」は、まさに「できないこと」を自覚するためのもの。

法則通りに身体を動かせないからこそ、稽古して、教わって、また稽古をする。

その積み重ねで、人間はどんどん進化・成長していくことができるのです。

それでは、今回はここまで。また、お会いしましょう。

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