武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
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元々が引っ込み思案で、人見知り。
人と積極的につながりに行くタイプではない、と自分を分析する克己。
しかし、人生の師である「タヤマ学校」の創始者・田山敏雄氏との出会いや様々な経験・体験を経て、「人とつながること」の優先順位が自分の中で格段に高まった、と言います。
そして克己は、意識を変えました。
意識したのは「笑い」。
会話の中に笑いを交えることを意識し、相手が気分の良い状態を作ることを心掛けたと言います。
それは、社内の雰囲気作りにも影響を与えました。
和光ベンディングが行っている、ユニークな「朝礼」もその取り組みの一つ。
自販機オペレーターである和光ベンディングにおいては、会社に電話がかかってくる時は「商品が出ない」、「お釣りが出ない」といったクレームがほとんどだと克己は言います。そして、そのクレームに対応する内勤の方々は、どうしても、暗い気持ちになることが多かったのだとか。
そこで克己は、毎日の朝礼を変えることにしました。
月曜日は企業理念の確認をする。残りの火曜から金曜日の朝礼では「とにかく面白いことをしよう」という方針を打ち出したのです。
朝礼に参加する全員で、「とにかく面白いこと」を考える。そして、全員でそれをやってみる。その結果、社員からはおよそ朝礼とは思えないような企画も数多く上がってきたと言います。
例えば・・・
・『黒ひげ危機一発』をやろう
・みんなで筋トレをする
・「すべらない話」を披露
・大喜利「写真で一言」にチャレンジ
この朝礼を行うことで、何が起きたか。
「内勤さんが仲良くなって、明るくなったんです」と、克己は話します。
「最初は暗い雰囲気だったんですけど(苦笑)、段々と明るく、笑いが絶えない職場になっていきました」
しかも、退職率は下がり、社員の定着率は上がったという。
「職場が楽しくなることで、会社や仲間を好きになってくれたのかな、と思います」
そして、和光ベンディングでは毎年、年始には年男たちが白褌姿で登場し、自分の人生の夢や目標を述べるのも恒例行事に。
「自分が変わると、組織全体も変わる。そう思えたのは、この朝礼を始めてからですね」
このことについて、克己はこう話します。
「大切なことは、全てマンガから学んでるんですよ、ぼくは。どういうことかと言うと、マンガのカッコイイ主人公たちは、いつも笑ってるわけです。
常に『真剣』だけど『深刻』ではない。
辛い時にこそ、笑ってるのが本当にカッコイイ主人公じゃないですか。だから、『笑い』を大切にしようと思ったんですよね」
脳科学の観点から考えると、辛い時に笑うと脳が「楽しい」と勘違いする、とも言われます。
また、腹の底から大笑いすると、頭で細々と考えていたことがすっ飛んで、明るくなるようです。
「こちらが笑っていると、相手も嬉しくなる。それは社内だけではなくて、お客様と接した時もそうですよね。
だから、自分が変わることは、みんなにとっても良いことだと思えた。そこから、意識が変わったのかもしれません」
今回は、ここまで。
次回、またお会いしましょう。