武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
メルマガは2週間に1回程度配信されます。
逃さずに読みたい! という方は、ぜひメールマガジンの登録をよろしくお願いいたします。
= = = = = = = = = =
和光塾 塾長 加藤克己には、「師匠」と呼ぶ人物が何人かいます。
その一人が、タヤマ学校創始者で、校長の田山敏雄氏です。
田山氏は、東芝において名経営者と名高い土光敏夫氏の秘書につき、ビジネスやマネジメントの基本を学びました。
その後、百科事典の訪問セールスを行い、グループとして32週連続世界一の記録を樹立。自らの経験から培ったノウハウを、全国から集まる営業パーソンに伝えていったと言います。
その後、「タヤマ学校」を創設。人材育成に尽力してこられました。
克己がタヤマ学校へ参加したのは、23歳で新潟に戻ってきた数年後のことでした。
自分の言うことは、おそらく間違っていない。
しかし、部下が言う通りに動いてくれない。
そこで克己は「何を言うか」以上に「誰が言うか」が大切なのだ、と感じたと言います。
「この人が言うなら聞こう、と相手が思うだけの人間的な魅力、人間力が必要だなと思ったんです」。
タヤマ学校に参加し続ける中で、徐々に田山敏雄氏との交流が増えていく克己。
克己は、田山氏から学んだこととして「根っこでつながることの大切さ」を挙げます。
「田山校長は、人と接するときに『千の仮面を付ける』と言うんです。『仮面』という言葉を聞くと、
『嘘をつく』とか『うわべだけの付き合い』を連想してしまうかもしれませんが、そうではない。
相手とより深くつながるために、自分の『我』ではなく、相手が求めている『自分』を提供する。こういうことなのです。
そうすると、相手もこちらに近付きやすくなる。それが「根っこでつながる」ことなんです」
克己は自らを「人懐っこい方ではない」し、「本来は人見知り」であると言います。
でも、だからこそ、会話に笑いを交えつつ、相手を緩ませていく。
克己が対話において「笑い」を重視するようになったのは、田山氏から学んだことがきっかけになったのだと言います。
次回もまた、克己の師匠である田山敏雄氏との交流の中で感じたこと、学んだことをご紹介していきます。
今回は、ここまで。
次回、またお会いしましょう。