和光塾ブログ vol.21 辛い時にこそ【感謝】する

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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中心道新潟支部 和光塾 塾長 加藤克己は困難に直面した際、心から感謝できた経験が一度だけあるといいます。

脳出血で倒れ、熱海の病院に搬送された克己。

すぐにリハビリができるわけではなく、一週間は安静にしておくだけの日々。

「あ、これはマズいな・・・」

克己はその時、そう感じたと言います。

このまま行くと、どう見ても、心が沈んでいく方に進んでいく。

だからこそ克己は、その状況を「面白がる」意識を持ったというのです。

そして、リハビリが始まってしばらくすると、左肩を激痛が襲いました。

痛くて痛くて、どうしようもない。
痛すぎて、眠ることすらできない。

その時、克己の心に「感謝」が生まれたのだというのです。

「30代の頃、感謝とは『感性で謝る』と師匠に教えてもらっていました。でも、本当に肚落ちしたのはこの時でしたね。

どんなに謝っても、気持ちを伝えることができない。そのくらい、ありがたい。

五体満足で健康な身体を親から頂いたのに、それを「当たり前」だと錯覚して、好き勝手に使って壊してしまった。親に、そして先祖に、どんなに謝っても伝えられないくらい申し訳ない。そう思ったのです。

でも、病気が無ければ、今でも当たり前のように身体を痛めつけていたでしょう。

病気になることで、人間として最も大切なことに気づかせてもらった。そう感じたのです」

克己は自らの師匠である「タヤマ学校」創始者、校長の田山敏雄氏から「感謝」の意味を教わっていました。

もしも、そういった人生経験やプロセスがなく病気になっていたら・・・?

「もっともっと落ち込んでいたかもしれませんよね。だから、自分は運がいい。そういう意味でも『感謝』なんですよ」

今回は、ここまで。
次回、またお会いしましょう。

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