武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
メルマガは2週間に1回程度配信されます。
逃さずに読みたい! という方は、ぜひメールマガジンの登録をよろしくお願いいたします。
和光塾 塾長 加藤克己は、「大和撫子」の一人として、ある意外な人物を挙げます。
それは、ココ・シャネル。
克己は、ココ・シャネルを評して、こう言います。
「彼女は、時代を変えた人だよね」
ココ・シャネルが生きた時代の女性たちはコルセットでウエストを締め付け、重い帽子をかぶり、長い裾を引く洋服を着ることが「当たり前」でした。
しかし、ココ・シャネルはこうした「当たり前」をどんどん覆していきました。
例えば、女性として初めてパンツルックで、当時は女性が乗ることはタブーとされていた馬にまたがった。いわば時代の価値観をブチ壊したのです。
また、「動きやすさ」や「着心地」を重視した襟なしのジャケットとタイトスカートという、いわゆる「シャネル・スーツ」を発表するなど、ファッション界に革新的な風を吹き込みました。
ファッションデザイナーとしての華やかな印象とは別に、幼少期を孤児院や修道院で過ごした彼女は最晩年に至るまで奉仕の精神を忘れずに活動をし続けた女性でもあります。
そして、女性の社会進出や経済的な自立への支援も惜しまず、女性の地位向上にも生涯全力を尽くしたのです。
克己は、ココ・シャネルの凄さをこう評します。
「新しいアイデアを出したとか、感性が良いとか、そんなちっぽけなことじゃないんです。朝から晩まで、命を削って、仕事に没頭した。貧しく寂しく辛い幼少期を忘れられないからこそ、今・今・今を、全力で生きた。そこが凄いし、尊敬できると思うんです」
さらに、こう付け加えます。
「全力で生きているし、自分の中心の道を歩んでいる。その姿感動した男性たちが、彼女を支援した。それは下心なんかではなくて、人間としての『美学』があったから。その美しさと、強さと、情の深さ。これこそが、私が思う『大和撫子』の姿です」
いかがでしたか。今回はここまで。
また次回をお楽しみに。