武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
メルマガは2週間に1回程度配信されます。
逃さずに読みたい! という方は、ぜひメールマガジンの登録をよろしくお願いいたします。
二十八歳で父の跡を継ぎ、和光ベンディングの社長に就任した克己。
会社経営を通じて「自由な人を増やす」。それこそが、克己が目指したことでした。
では、具体的には何をしたのか。
克己の父・健一は会社設立の当初から、会社が定めるビジョンや存在意義、大切にする価値観(=企業理念)を中心に経営判断を下したり、事業運営を進める「理念経営」を実践してきた。
そこに克己は、人材育成に力点を置くという道を作っていった。
その一つの例が、次世代経営幹部の会「ホンキーモンキーズ」だった。
思わず笑ってしまいそうになるネーミングだが、中身は真剣である。
「和光ベンディングの社員として、どう活躍していくか」について考えることはもちろんだが、むしろ「自分個人が今後、どう生きていくのか」について、深く考える機会を与える、というのである。
そうすると、中には「将来は独立します」という社員も出てくる。
それを聞いて克己は引き止めるのではなく、むしろ応援する。それこそが、彼の考える「自由に生きる人が増える」ことにつながるからである。
こうして会社経営を行う傍ら、克己は様々な人を訪ね、教えを請い、学んできた。
そして、その学びの中で、克己は人生最大とも言える危機に陥るのである・・・。
次回は、克己を襲った「人生最大の危機」。
ぜひ、お楽しみに。