武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
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父の跡を継ぐ前提で、新潟へ帰って来た克己。
そして、「その時」は突然やってきました。
それは、克己が二十七歳の時。父・健一が直腸がんを患っていることが判明したのです。
これまでも、けがや病気をすることはあった健一。
しかし、今回の病は今までのものとは違っていたのです。
これまでの健一は、病気でも明るく、ハツラツとしていました。
少なくとも、克己の目には、そう映っていました。
しかし、今回は見るからに体力を消耗し、活力を失っていたのです。
病室で意気消沈する健一を見て、克己は、思わずこう言いました。
「社長、代ろうか?」
こうして、克己は和光ベンディングの社長に就任することになったのです。
「社長、代ろうか」。
この一言に込められた、克己の想い。
父・健一さんが苦しみ、落ち込んでいる姿を見て、感じたこと。
そして、和光ベンディングの従業員や、取引先の皆さんのことを考え、感じること。
とっさに出た一言、だったかもしれませんが、その時の克己はおそらく、こうした様々なことに想いを馳せて、「社長、代わろうか」の一言を発したのでしょう。
それでは、今回はこの辺で。
次回は、社長に就任した克己が、会社を経営する上で「最も重要視したこと」は何かをご紹介します。
ぜひ、お楽しみに。