一文字、一筆に想いを込めて
この「中心道 道場訓」は、中心道新潟支部 加藤克己支部長が書いたものです。
加藤支部長は、道場訓を書くにあたり、「自分の中に道場訓が落とし込まれなければ書けない」、そして「七ヶ条の文字を書くのは、技術的にも勢いで誤魔化せるものではないから、心を込めて丁寧に誠実に書くしかない」と思ったと言います。
心を込めて書いても、たった一筆ミスしたら、そこで終わる。ゴミになってしまいます。それが例え、最後の文字であっても。
そうやって一週間書き続けて、完成できたのは七枚くらいだった、と加藤支部長は言います。
一文字一文字どころか、一筆、集中して書いて、休む。また一筆書いて、休む、を繰り返す。一枚書くのに二時間半、ずっと立ったままで書き続けました。
中心道 道場訓を書かせて頂いて(加藤支部長より)
須田創始から「塾生から道場訓を書いて欲しいという声があるから、加藤君、書いてくれないか」と言われた。
私は即答で「無理です」、「中心道の道場訓を私なんかがとても書けません」、「申し訳ないですが、できません」と応えた。
しかし、熱海から新潟へ戻る途中で考えた。師匠から言われたことを、やってみないで断るとは何様のつもりだと考えを改め、創始に連絡した。
「師匠から頼まれたことを、やりもせず断るとは生意気でした。是非、書かせて下さい」
しかし、そうは言っても、日々商売のこと、お金のことを考えながら、お客様や幹部と飲んで騒いでの生活をしながらでは、とても道場訓を書ける気がしなかった。
そこで、一週間家に籠り、断食しながら書くしかない、と決めた。
毎年、和光グループでは年始に全社員が書き初めを書いて持ってくる。一年をどう過ごしていくのか、どう生きていくのか、その思いを込めて書く。私も毎年書いているが、書き初めは勢いと感覚だけで書いている。
言葉を決めてイメージを持って、あとは勢いで書いていく。何枚も何枚も何十枚も書いていくと、そのうち、イメージがリアルになってきて、それなりに気に入った文字が何枚かできる。そして、その中から作品を選ぶ。
しかし、道場訓は勢いでは書けない。
自分の中に道場訓が落とし込まれなければ書けないと思った。また、七ヶ条の文字を書くのは、技術的にも勢いで誤魔化せるものではなく、書道は素人の私にとっては、心を込めて丁寧に誠実に書くしかないと思った。
「道場訓を書く」という経験を通じて気づいた事がある。
七ヶ条の中で、五番目の「己の肚をくくるべし」の「肚」を何度も失敗した。まだまだ肚が弱いんだなと思う。潜在意識レベルで肚に自信が無いんだなと思った。
一方で、最後の「今、この瞬間を生きるべし」は比較的楽に書けた、力が抜けて書けた。
そういう想いをこめて書いたのが、この道場訓である。
中心道新潟支部 和光塾 加藤克己
新潟支部 和光塾 加藤克己が書く「中心道 道場訓」の販売価格
サイズ | 価格(全て税込) |
特注特大サイズ | 66,000円 |
大衣(509×394mm) | 33,000円 |
八ツ(303×242mm) | 22,000円 |
※額の色は「オーク」と「マホガニー」があります(料金は同一です)。
マホガニー(見本)
オーク(見本)
注意事項
※「特注特大サイズ」は、文武会館に寄贈させて頂いた道場訓と同サイズになります。
※支払いはPayPalでのカード決済となります。
※上記は道場訓のみの価格です。別途送料は着払いでお支払いをお願いいたします。
※特注サイズの額は、海外への発注となるため、納期が1~2か月かかります。
※大と小は1か月以内に納品予定ですが、国内在庫が無い場合、海外への注文となります。
※いずれのサイズも、お早目のご注文をお願いいたします。