【塾長に聞け!】Vol.1 「何をしても続かないんです」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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今回の「和光塾ブログ」から、新シリーズ【塾長に聞け!】が始まります。

困ってるんだけど、誰にも聞けない・・・。
どうしたら良いかを相談したい・・・。

皆さんのそんなお悩みに、和光塾 塾長 加藤克己が時に熱く、時に笑いを交えて回答していきます。

ぜひ、お楽しみに。

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【質問】
何をするにしても、長続きしません。どうしたら、物事を根気よく、長く続けることができるでしょうか?

【塾長の答え】
わたしの師匠である須田達史は「本物は淡々とやり続ける」と言います。

そして本気の人、本当に肚が決まった人は、ほっといても「やる」と決めたら、やり続けます。

でも、わたしも含めて凡人は、どうしてもブレてしまいますよね。

「続けたほうが良い」と思っても「今日は面倒だな」とか「やりたくないな」が、ついつい出てきてしまう。

それでも続けるための「コツ」は「微細な変化に意識を向ける」ことです。

わたしは、毎朝必ずヨーグルトに酵素ドリンクを混ぜたものを食べます。家にいる時は、毎日これです。しかも、ヨーグルトも酵素ドリンクも毎日測って、同じ量にして食べています。

毎日同じものを食べていると同じものなのに「味の微細な変化」に気付けるようになってくるのです。

「同じもの食べてるんだから、同じ味でしょ」と思う人もいるでしょう。そりゃ甘いですよ。

不思議なことに、同じものを同じ量食べているのに「ウマイ!」と思う日もあれば「アレ?」と思う日もあるんです。

私たちの身体は日によって、コンディションが違うはずです。

自分の体調や気分、あるいは前日に何を食べたか、睡眠時間はどうか。こういうコンディションが違えば「味覚が変わるのが当然」だと思いませんか?

「同じものを食べてるんだから、同じ味」だと思い込むのは、単なる「錯覚」ですよ。

それは、頭だけで考えて「こうなるだろう」という結論を導き出しているだけのこと。

言わば「知覚が閉じている」状態です。

微細な変化に意識を向けると、毎日同じものを食べても飽きません。

何かを続けようという時に「雑にやらない」ってことは、ものすごく重要だと思いますよ。

大ざっぱに物事に取り組むのではなく、身体や思考に意識を向けて毎日の『違い』を察知する。それが、面白さに繋がっていきます。

そうなると、ただ単に『続けている』人と、そのことに意識を向けて微細な違いを感じ取ろうとしながら「続けている」人では、得られる効果は全く違うはずですよ。

これは、続けたいと思うものが何だったとしても、同じことです。

毎日ランニングするなら足の裏の感覚や、足の運び、肘の動き、あるいは頭のクリアさの違いを感じる。

毎日同じ仕事をしていても「全く同じ」なんてことがあるはずがない。

そこに微細な違いを見つけて「昨日はこうだったのに、今日はこうなった」と面白がれたとしたら・・・。

「続けられない」なんてことは、起こるはずがないと思うんですけどね。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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