和光塾ブログ vol.70 「意識と意図を集中させる」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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こんにちは。

中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

「論理的思考」とか「ロジカルシンキング」というヤツを近年はすごく大切なもののように考える傾向がありますよね。

もちろん、論理なんて全く不要!なんて言うつもりはないのですが。

ただ、このメルマガでも再三お伝えしていることですが、「自分の感覚」を大切にする、重視する。このことを意識した方が絶対に良いと私は思っています。

私の場合、大切なことを決める際は常に「感覚」に従います。

それは例えば、知らない土地でレストランを探す時もそうだし、人生の大きな決断を下す時もそう。

これは私のお話ですが、大学に入学する時点で父親に「跡を継ぎたいと思ってる」なんて、感覚に従ってないと言えないですよ。

でもね、ただ「感覚」に従いさえすれば、それで全てうまくいくかと言えば、そうではない。

まず、自分自身の五感を研ぎ澄ませて、感性を磨いておかなければいけません。

例えば、最近はVR(仮想現実)がものすごい勢いで進化していますよね。

でも、人間がVRと現実とを完全に取り違えるほどの精度には、恐らくまだ至っていないはずです。

人間は知らず知らずのうちに「五感」を働かせて情報収集を行っているものです。

ところが、最近の人は「視覚だけ」とか「言語だけ」の情報に偏りがちな傾向があります。言い換えると「頭でっかち」な状態になりやすいと感じています。

自分の五感、感性を磨いていないとすぐ情報に騙されてしまうし「洗脳」されやすくなります。

「この情報は正しい」とか「理屈で考えれば損をしない」と頭だけで考えると、うっかり騙されてしまいやすいのです。

現代人はとかく「どちらが自分の得になるか」とか「どう動くのが一番合理的か」あるいは「何を選べば自分の利益が最大化できるか」という視点で物事を考えがちです。

もちろん、それは悪いことではありません。

ただ、そういう思考ばかりだと「得だ」とか「儲かる」と思って飛びついたところ、騙されたりすることが増えるでしょう。

そんな時、五感を働かせて感性を研ぎ澄ませていれば「何かがおかしい」とか「妙な胸騒ぎがする」と異変を感じ取れたかもしれません。

私の場合、長い関係を築くものは特に「感性」や「直感」を大切にします。

人間は自分の能力や感覚を、自分でも100%理解できていません。

そういった意味では、情報やロジックを積み重ねて情報処理をする・・・というやり方ではどう考えてもAIやコンピュータには勝てません。

でも、自分の五感や感性を研ぎ澄ませて直感で判断する力は、人間にしかないもの。そして、その直感こそ私たちにとって、最適な選択をもたらしてくれるものだと私は信じています。

自分がどんな仕事をするのか
自分の生命をどう使っていくのか
誰と一緒に生涯を送っていくのか

こういったことを論理的思考で考えた結果、上手くいくと思いますか?

自分の感覚を信じて「これだ!」と決めて、その目標やビジョンを実現するためにはどうしたらいいか?を論理的思考で固めていく。

こういう脳の使い方をできる人こそが真の「成功者」になれると思います。

あ、これはもちろん、私のことを言ってるんですけどね(笑)

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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