和光塾ブログ vol.64 「即戦力になる人材なんて存在しない。だから育てるんだ」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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こんにちは。

中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

「忙しい人」と「ヒマがキライな人」。

一見同じように見えて、私が思うに、ちょっと違うんですよね。

ちなみに私は「ヒマがキライ」です(笑)。

できるだけスケジュールを詰めて何とかこなしていく・・・というのが私も昔は「好き」でしたね。

スケジュールを詰めても、自分で管理したり、新しいことに挑戦する余地があるなら良いでしょう。

でも「忙しくてどうしようもない」とか「日々の仕事に追われている」のはカッコ良くないな、と個人的には思うんです。

私もある程度成長して人財が育ってきてくれたおかげで「人に任せられる仕事」がどんどん増えてきています。

もし、あなたがあまりに忙しくて、それでも「人に任せられない」と思っているのだとしたら。

「我が強い人だなあ」と思います。

もちろん、事業立ち上げ当初や、一人しかいない時などは誰にも仕事を任せられませんから、自力でやるしかない時期はあります。

でも、もしあなたが経営者で3年~5年、一緒に仕事をしている人がいてそれでもなお「任せられない」のなら・・・。

「そういう状況を創ったのは誰ですか?」と自分自身に問いかけてみてください。

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。

「即戦力になるような人材なんて存在しない。だから育てるんだ」

繰り返しますが、仕事を手放したり、人に任せることが絶対に正しい、と言うつもりは全くありません。

私の周りにも、いますよ。たくさん。仕事を抱えていたい人。手放したくない人。

ある程度の規模の社長さんでもそういう方はいらっしゃいます。

だって「仕事」言い換えると「実務」を手放してしまうと、ヒマになりますからね。

いつまでも現場にいたい・・・ずっと今の仕事をしていたい・・・でも、もちろん構いません。

ただ「視座」という点から見ると、お世辞にも「視座が高い」とは言えないよなあ、とは思います。

あなたじゃなくても良い仕事は後進にきちんと任せて、繋いでいく。

そうすると自分がヒマになるから「次のこと」「次世代に遺すこと」に取り組む。

それが「視座の高い」人のやることだと、私は思いますよ。

私や、あなたにしかできないこと。

それは、今までの知識や経験を活かして次の世代に繋いで、渡していくこと。

会社の後継者でも良いし、社会で変革する人財でもいい。そういう次世代の人材を育てること。

それこそが「大人」の仕事じゃないかと私は思うんですけどね。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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