武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。
その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。
それが、「中心道 和光塾」です。
このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。
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こんにちは。
中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。
私の持論ですが・・・経営者は「2つのタイプ」に分けられると思っているんです。
それは「オレか、オレ以外か」・・・。いやいや、もちろんこれは冗談です。
マジメに書くと「創業者タイプ」と「事業拡大タイプ」です。
創業者タイプとは、ゼロからイチを創り出せる人。
新しいビジネスモデルなどを自分で生み出して、事業化できるし、それに喜びを感じるのが創業者タイプ。
一方、事業拡大タイプは元々あるものを改善・改良して、より大きく広げていくのが得意。
私は、どう見ても事業拡大タイプです。
父が創業した会社を継いで、自慢ではないですが、ここまで大きく育ててくることができた。一方で、自分が「やりたい」と思って手掛けた新規事業は、ことごとく上手くいかなかったですね。
反対に、父は完全に創業者タイプ。
当時は珍しかった自動販売機に目をつけて会社を興したのもそうですし、アメリカで行われた展示会で見かけた冷凍食品の自動販売機を日本でいち早く企画・開発したのも父です。
創業者タイプの特徴は、よくも悪くも「執念深い」ことですね。
成功するかどうか、というよりも「絶対に成功する!」と確信して投資し続けられる精神力の強さ。
正直言って、私にはないものです(笑)。
ただ、創業者タイプが始めた事業が百発百中で成功するかと言えば・・・そんなことはないわけです。
事業を軌道に乗せていくのは「事業拡大タイプ」の方が向いている、ということはあると思います。
実際、父が創業した事業である食品事業は、当初大赤字を出しました。その後、私が跡を継いで店舗数を増やし、今では収益の柱にまで育ってきました。
これ、自慢じゃないですよ? ある意味では自慢ですけど(笑)
自慢かどうかはどうでもいいんですが、自分自身のことをよく理解して自分が得意なこと、不得意なことを知って、その上で自分をどう取り扱っていくか。
これは、経営に限ったことではなく、何をする際にも重要なことだと思いますよ。
例えば、の話をしましょう。
『機動戦士ガンダム』の第一話。
主人公のアムロ・レイは連邦軍の新型モビルスーツ「ガンダム」に乗り込んで、敵軍のモビルスーツを撃退します。
この時、アムロはガンダムの操縦方法を熟知していたわけではありません。ですが、マニュアルを見ながら操縦方法を身につけていったのです。
その後、アムロは連邦軍のエース・パイロットになっていきます。
さて、皆さんは自分自身のマニュアル、言い換えれば「自分取扱説明書」を持っている、と自信を持って言えますか?
自分自身の強みや弱み、特徴や性質。どんな思考パターンを持っていて、どのような物の考え方をするのか。そして、どんな物事のとらえ方をするか。
こういったことを知らないままビジネスや人生で成功しようとするのは、はじめからマニュアル無しで
ガンダムを操縦するのと同じくらい無謀です。
そして、学校や会社では、あなた自身の「自分取扱説明書」を教えてはくれません。
中心道「和光塾」では、人間という生命体の特徴を知り、人間を取り巻く絶対普遍の法則を知り、周りからのフィードバックを受けて「自分取扱説明書」を作っていくのです。
それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。