和光塾ブログ vol.66 「君はヒーローになれる」

武道の叡智と人間学とを掛け合わせた「文武両道」の学びを目指す中心道。

その中心道の新潟支部であり、自分の人生を自由自在に生きられる人を増やす塾。

それが、「中心道 和光塾」です。

このブログでは、中心道新潟支部 和光塾のメールマガジンを抜粋・転載してお送りいたします。

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こんにちは。

中心道 新潟支部 和光塾 塾長の加藤克己です。

「和光塾」では中心道「武術」もお伝えしています。

この「武術」は白帯から始まり青帯、黄帯、緑帯・・・と本人が成長するごとに「昇級」して、帯が上がっていく仕組みになっています。

「武術」は「コミュニケーション武道」つまり、自分自身のコミュニケーションや人間性、言い換えれば「あり方」を磨くための武道と言えます。

ですから、帯が上がれば上がるほど「視座」高く、「視野」広く、世の中を俯瞰することが求められます。

とはいえ「視座を上げる」ということが「なかなかピンと来ない」という人も多いのではないか・・・と思います。

「視座」とは何か。

簡単に言えば「どういう立場から物事を見るか」です。

経営者の視座と、従業員の視座は違います。

従業員は毎月給料がもらえて、業績が良ければボーナスがもらえる。そのお金で家族を養ったり、自分の好きなことをする。

それはそれで、悪いわけではありません。

ですが、経営者は違います。

誰かから給料をもらえるわけでもなく、自分で稼ぎ出すしかありません。

さらには、自分や自分の家族はもちろん従業員や、その家族の生活も保証する。

もう少し言えば、事業を通じて地域社会や日本、世界をどう良くするか、という視点で経営を考えるわけです。

そうなってくると、もう「スーパーヒーロー」ですよね(笑)。

悪の組織と戦ったりはしないけれど、「どうしたらもっと世界が良くなるか」という考えをベースに仕事をするわけですから。

自分はどのくらいの範囲を見ているか。
どういう考えで日々を生きているのか。

これこそが「視座」であり、中心道では「視座高く俯瞰すべし」と常々お伝えしているわけです。

視座高く俯瞰すると、どうなるか。

自分のことでは悩まなくなります。

そして、世のため人のために自分が何をすべきか、どう生きるべきかを考えるようになっていく。

もちろん、視座が高い方が「絶対にイイ」とは言いません。

ただ、視座が高い方が確実に仕事は上手くいくし、人生は楽しくなります。

だって、難しく考えなくても自分のことは上手くいっちゃいますから。

「オレの話を聞いてほしい」
「自分の会社の説明をしたい」
「うちの商品を買ってほしい」

こうした「オレがオレが」の人から、何かモノを買いたいと思うでしょうか。

自分の損得や商売のために、あるいは大義名分で「世のため、人のため」と口先だけで言うのではなくて、目の前の人が良くなること、世界がさらに幸せになることを真剣に願って、仕事に取り組む。

そりゃ、仕事なんてうまくいっちゃうわけですよ(笑)。

でも、多くの人が視座を上げて広く世の中を見ることができていません。

「高い視座」に至らないのはなぜか。

それは、関わる世界が限定的だからだと、私は思っています。

例えばサラリーマンであっても、たくさんのお客さんと会いますよね。

その一人ひとりから「何か学ばせていただこう」という気で仕事をしている人と、「とりあえず仕事だから」というつもりで対応している人がいるとして。

当然「視座」は違ってきますよね。

人は、人でしか磨かれません。

人と会って、話をして、影響を受けることで自分の視座・視野・視点が変わっていく。

「自分の世界」にだけ居続けようとするのも、悪いことではないと思うし、止めはしません。

でも、きっといつか窮屈になって退屈に感じる時がくるはずですよ。

それよりは、より多くの人と関わってより広い世界を見て、自分をどう活かすのかを考えた方が、格段に楽しくなると思いますよ。

それでは、今回はここまで。
また、お会いしましょう。

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